医師

小さな子供でも頭痛は起こる|専門外来のある病院が増えている

ストレスが原因での痛み

カウンセリング

我慢しないで受診しよう

誰しも一度は頭が痛くて寝込んだり、鎮痛剤に頼ったことはあると思います。二日酔いや風邪、嘔吐、寝不足などで頭が痛くなったり、または頭を強くぶつけてしまうことでも痛みが生じます。こういった理由がはっきりしている頭痛とは違い、原因がわからない、痛みが突然起きて治まったかと思うとまた繰り返すといった症状は、何か別の病気の可能性もあると考えてしまいがちです。繰り返し頭が痛いと訴える人が病院を受診して検査をいろいろしても、脳腫瘍や脳出血、くも膜下出血などの症状がまったく見られず特に異常がないこともあります。そういった頭痛はストレスや疲労などが原因と考えられます。ストレスが主に原因となるものは、偏頭痛と緊張型頭痛が多く見られる症状です。緊張型の場合、精神的なストレスに加え、パソコンやスマートフォンなどを長時間操作することにより、首や肩、目などに疲労がたまり、筋肉がこわばって血行を悪くさせることで頭痛が起きることが考えられています。ストレス軽減を心がけ、長時間同じ姿勢でパソコン操作などをしている人は、一時間に一回程度目を休ませたり肩や首のストレッチをすることで痛みはかなり軽減されます。適度な運動を取り入れることで痛みが起きにくくなります。偏頭痛もストレスやホルモンバランス、天候や温度、光や音の刺激などによっておこるもので、片側のこめかみ周辺にズキズキと痛みがおこります。どちらの頭痛も痛みが起きることでさらにストレスを招くことがあります。無理をしないで早めに受診しましょう。

ひどくならないうちに対処

あまりに頭痛がひどいことで、うつ病などになることもあります。頭痛とうつは関連性があることもありますので、おかしいなと思ったら精神科などを受診することです。痛みに悩んで二次的な症状としてうつ病になることや、パニック障害などの精神疾患の要素として頭が痛くなる場合などがあります。こういった症状の場合は精神科や心療内科などを受診しましょう。特に精神的なストレスが原因の場合は精神科を受診することで、適切な治療を受けられることができます。精神科ではストレスや不安の原因を探るため、問診やカウンセリングなどを行います。必要に応じて検査を行い、ある程度の診断がつけば患者にあった薬を処方してもらえます。うつ病などの心の病気になると、精神的に不安定になったことで痛みに対して敏感になる傾向にあります。これまでなら我慢できる程度の痛みであっても、こころが不安定な時にはより強く痛みを感じてしまうため、うつ病になると頭痛を感じる人が多くいるのです。また、痛みが強いことでもっと大きな病気になっているのではないかと疑心暗鬼になり、さらに不安感がつのって痛みをより強めるという悪循環もあります。さらに怖いのが、痛みを止めようと鎮痛剤を飲みすぎたりすることです。飲んでも効かないからと、処方を守らずに大量に飲んでしまったりすると、取り返しのつかないことになったり、副作用で体に悪影響を与えます。頭痛が治まらない、痛みによりうつ状態になるなどの症状があれば、すぐに病院を受診するようにしましょう。